神戸市(安全・安心情報)

緊急情報


神戸市長メッセージ(1/3)
【2009/05/22 12:04:45】

神戸市では、新型インフルエンザの国内発生に備え、いち早く対応をとってきましたが、くしくも5月16日、神戸市内で国内初となる感染例が確認されました。以後、政府の対応を基本にして、発熱外来の設置、医師会や民間病院の力強い協力、そして国、県、関係機関との連携など、市民の健康を守る医療・相談体制の整備に的確な対応を行ってきました。また、学校等の休校、神戸まつりをはじめとするイベントの中止など、刻々と変化する事態にも対応してきました。この一週間、市民の健康被害も最少限に抑制されたものと思っています。

 本日、政府は、「基本的対処方針」を改訂するとともに、その中で厚生労働大臣の定める「運用指針」を示しました。これらは、今般のウイルスの特徴などを前提として、定められたものです。
そこには、今回の新型インフルエンザについては、通常の季節性インフルエンザと同様に感染性は強いですが、多くの方が軽症のまま回復したことが確認されています。他方で、基礎疾患のある方を中心に重症化する傾向があるとも言われています。このような特徴を踏まえると、今後の新型インフルエンザ対策は、市民生活や経済への影響を最少限に抑えながら、地域の実情に応じた柔軟な対応を行っていく必要があると考えています。また、その際、①感染拡大を防ぐとともに、②基礎疾患のある方を守るという目標を掲げて、対策を進めることが適当です。
このような政府の動きを受けて、神戸市では、本日、第6回新型インフルエンザ対策本部員会議を開催し、引き続き、『市民・事業者への適切な広報』や『医療・相談体制の整備』など、市民の健康と生活を守るため、感染拡大を抑制するとともに社会・経済機能を維持するための対策について、関係機関と密に連携しながら、全力を挙げて取り組んでいくことを決定しました。