緊急情報
出水期を迎えるにあたって
【2021/06/01 15:05:00】
豊岡市防災課から、お知らせします。
6月から梅雨・台風等による本格的な出水期を迎えるにあたり、より一層の防災対策に取り組まれますようお願いします。
市では、洪水や土砂災害などが発生する恐れがある場合、皆さんに迫っている危険の度合いを5段階の「警戒レベル」を使って、避難に関する皆さん自身の判断に役立てていただいております。
このうち、市が発令する警戒レベル3から5における避難情報が、災害対策基本法の改正に伴い、5月20日から次のとおり変わりました。
1つ目です。
警戒レベル3は、名称が「高齢者等避難」に変わります。
避難に時間のかかる高齢者や障害のある方などは、安全な場所へ避難を開始してください。また、それ以外の方も、必要に応じ普段の行動を見合わせ始めたり、避難の準備をしたり、危険を感じたら自主的に避難してください。
次に、
警戒レベル4は、「避難指示」に一本化されます。避難勧告は廃止です。
この情報を出した時点で、危険な場所にいる場合は、必ず安全な場所へ全員避難を開始してください。
避難指示は、これまでの避難勧告のタイミングで発令されます。
最後に、
警戒レベル5は、名称が「緊急安全確保」に変わります。
緊急安全確保は、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況と判断した段階で発令します。建物の2階以上の高いところで山側から遠い部屋などへ、直ちに安全確保してください。
今一度、ご家族で避難情報の確認をお願いします。
詳しくは、市のホームページや広報とよおか7月号をご覧ください。
市では、危険が差し迫った状況では、たとえ、深夜であっても、防災行政無線を使って最大音量で放送します。結果的に空振りになる可能性があっても、危険が迫っていることをお伝えするため、躊躇なく避難情報を発令します。
市民の皆様は、事前に決めた避難先に逃げる「水平避難」か、自宅の2階以上の高いところで山側から遠い部屋に逃げる「垂直避難」がいいのか、状況に応じて、自ら判断していただく必要があります。ぜひ、普段のうちから避難先の確保と災害時の避難行動の確認をお願いします。
最後に、排水ポンプの停止について申しあげます。
円山川本流の水かさが増え、さらに水位が上がり続ける場合は、堤防の決壊という人命に関わる最悪の事態を避けるため、国の定める基準に従って、排水ポンプを停止させることがあります。
ポンプを停止すると、内水位が一気に上昇し、屋外移動は危険となりできなくなります。この場合、直ちに自宅などの2階以上に退避するなど命を守る行動をお願いします。
ポンプを停止せざるを得ない事態もありうるということを、あらかじめご理解いただきますようお願いします。
「みんなの力で命と暮らしを守る」私たちのまちの防災の合言葉です。
「自分たちの命は自分たちで守る」という心構えと日ごろからの準備、そして家庭や地域での連携と助け合いを、ぜひ、お願いします。