お知らせ
洲本健康福祉事務所からの緊急要請(令和3年8月16日)
【2021/08/16更新】
先週末から島内での新型コロナウイルス感染症患者が急増し、8月13日(金)以降は13人、17人、10人、14人と短期間に多数の患者が発生しており、県立淡路医療センターの対応病床が満床状態となるなど、危機的な状況となっております。家族内感染以外の患者のほとんどは、若い世代を中心に、島外からの帰省、都市部との往来、友人等との会食、マスク無しでの会話など、ハイリスク行動を伴っています。また、遺伝子解析の結果、島内で検出されるウイルスのほとんどは、感染性が非常に高く、病原性も強いデルタ株となっており、これまではこれぐらいの行動なら大丈夫だった、といった科学的根拠によらない経験則は当てにならず、家族内感染も相次いでいます。
今回のデルタ株の流行では、島内の限られた医療資源を守り、患者が必要な医療を受けることができ、他の医療に支障が生じないよう、地域社会全体で、ハイリスク行動を徹底して避ける取り組みが不可欠ですが、現実には、ハイリスク行動が相次ぎ、自分たちで自分たちの地域を危険にさらす、大変苦しい状況 となってしまっています。
デルタ株でも、ポイントを押さえたハイリスク行動を避ける取り組みを地域社会全体で徹底することにより、患者発生を大幅に減らすことが十分可能です。現在の危機的な状況を脱するには、結局のところ、新規患者発生を抑えるしかありません。今後、全ての年代でワクチン接種が進めば、冬までには感染状況の改善が見込まれ、決して先の見えない戦いではありませんので、当面、現在の危機を乗り切るまでは、「自分たちの町は自分たちで守る」以下の取り組みを一人一人が徹底いただきますよう、宜しくお願いいたします。
1 島外からの帰省は、流行が落ち着くまで延期してください
2 外出は、通勤・通学・通院や食料品・日用品の買い物、ウォーキングなど生活や健康維持のための必要最小限に止め、特に都市部との往来は徹底して避けてください
3 友人や同僚、親戚等との飲食は、流行が落ち着くまでは控えてください(飲食に伴う、多数の患者が発生しています)
4 人と出会う時は、常にマスクを着用し、特にマスク無しでの会話はやめてください(マスク無しでの会話に伴う患者も多数発生しています)
5 症状として、熱や咳、味覚・嗅覚障害等以外に、喉の痛み、頭痛、体のだるさ、といった症状も少なくありません。こういった症状があった場合は、予め電話で相談の上、早期に医療機関を受診してください(デルタ株は感染性が高く、様子を見ている内に、家族内や周囲に感染が拡がります)
6 本人に症状が無くても同居家族に症状がある場合は、出勤したり、子供を学校やスポーツ、習い事に出席・参加させるのはやめてください