お知らせ
台風23号関連~語り継ぐあの記憶~
【2005/12/06更新】
◆台風23号災害ごみ搬出完了~全国の皆様ありがとうございました~
5月30日、奇しくも『ゴミ(53)・ゼロ(0)』の日に、台風23号による豊岡市の災害ゴミの搬出がすべて終わりました。仮置き場で作業に携わっていただいた企業の方々や3月末で退職した当時の市担当者、市の関係職員とともに、最後の冷蔵庫が搬出されていくのを見送りました。
昨年の10月21日、台風の翌日から始まったゴミとの長い戦いが、ひとまず終わりました。
感無量です。感謝の気持ちでいっぱいです。
大切な家財道具を泣く泣くゴミとして運び出した市民。
その作業を頭の先からつま先まで泥だらけになりながら手伝っていただいたボランティアの方々、圧倒的な量のゴミを連日仮置き場まで運んでいただいた全国の自治体、団体、企業、有志の方々、無償でゴミを引き取りに来ていただいた自治体や団体、最終処分を計画的に引き受けていただいた多くの自治体、ご助力をいただいた国、県の関係者。数えあげればきりがありません。ご支援をいただいたすべての方々に、心から感謝を申しあげます。本当にありがとうございました。
多くの人々のお力添えをいただき、7ヶ月あまりをかけてゴミの搬出は終わりました。しかし、安堵と感謝の気持ちだけに浸ってはいられません。私たちは、このゴミ処理の過程で、環境に大きな負荷を与えてきました。具体的には大量の二酸化炭素の放出です。
ゴミを出した市民に責任はありません。災害であり、やむを得ないことでした。しかし、そのゴミを出してしまったのは、紛れもなく私たち豊岡市民です。とするならば、図らずも環境に負荷を与えてしまった私たちは、今後さらにゴミ減量化を進め、二酸化炭素対策・地球温暖化対策を進め、環境を良くするための対策を加速させなければならないと感じています。
災害ゴミの搬出が完了した今日の日を、そうした決意表明の日にしたいと思います。
豊岡市は、台風被害からの復旧・復興に全力をあげると同時に、環境に配慮したまちづくりを推し進めてまいります。
再度、心を込めて。全国の皆様、本当にありがとうございました!