お知らせ
市長メッセージ(5月12日付)
【2020/05/12更新】
市民の皆さまには、新型コロナウイルス感染拡大防止に多大なご協力をいただきまして、本当にありがとうございます。
3月初旬、日々増えていく感染者数に身もすくむ思いでした。市として保健所を持っていないため(三田市と宝塚市が同管内)、情報は限られているので焦りばかりが募りました。ここにきてやっと、やや沈静の兆しが見えはじめました。これもひとえに市民の皆さまの感染拡大防止の取り組みの賜物だと感謝しています。しかし、怖いのは気の緩みです。まだ決定的な治療薬はなく、ワクチン開発にも時間がかかりそうです。引き続き、手洗いの徹底、三つの密を避けること、不要不急の外出の自粛をお願いします。今が本当に大事です。皆さまのご協力を心からお願いします。
特別定額給付金につきましては、1日でも早く皆さまにお届けしたいと考えておりましたが、システム整備などに時間がかかり、迅速な給付ができないことを心からお詫びいたします。マイナンバーカードをお持ちの方は5月1日からオンライン申請の受付を開始しており、5月下旬頃の給付を予定しています。郵送申請については、5月下旬から世帯主の方へ申請書を郵送し、6月9日頃から順次振り込む予定です。できるだけ早くお届けできるよう頑張ります。
昨日、臨時市議会が開催され、市独自の取り組みも含め、次の内容が可決されました。
1 市立病院の診療体制の強化
市立病院の発熱患者の増加に対応するため、市医師会の協力を得て市立病院の診療体制を強化します。なお、息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合は、まずは県宝塚健康福祉事務所(保健所)の帰国者・接触者相談センター(電話0797-62-7304、平日9時から17時30分まで)または県コールセンター(電話078-362-9980、24時間対応)にご相談ください。また、高齢者や持病のある方は発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合も同様にご相談ください。
2 休業要請事業者経営継続支援金の支給
県からの休業要請を受けて、休業した事業者の皆さまに対して、県と市が協調して経営継続支援金を創設し、支給します。
3 事業所等賃料補助金および新業態開拓等推進事業補助金の支給
個人事業主の皆さまの賃料の支払いや、新たな業態への転換・進出に対し、新たに補助金を創設し、支援します。
5月末まで緊急事態宣言が延長されましたが、5月は収束のための1か月とされています。市も皆さまの暮らしを支援していきます。ともにこの危機を乗り越えましょう。
令和2(2020)年5月12日
宝塚市新型コロナウイルス感染症対策本部長
宝塚市長 中川 智子