お知らせ
自主防災組織をつくろう!
【2007/05/15更新】
【みんなでみんなのまちを守ろう】
大災害が発生した場合、公共の防災機関は総力をあげて応急対策を行いますが
全ての地域に対応することは困難です。例えば阪神・淡路大震災の時のように、
道路が不通になり、ライフラインが寸断され、同時にあちこちで多数の火災や
家屋倒壊が発生すると、通常の場合と同じような消防活動を行うことはできません。
そんな時どうすればいいのでしょうか。
『自分たちのまちは自ら守る』つまり自主防災組織しかないのです。
しかし各自がバラバラに動いても個人の力には限界があり、却って危険な場合も
あります。隣近所の人と協力しあい、組織的に行動すれば、より大きな力が発揮できます。
自主防災組織づくりで大切なのは、地域住民が自分たちのまちは自ら守るという
連帯感に基づいて自主的に結成されることです。地域のみんなが集まりどうすれば
いいのかという熱心な意見が盛り上がってこそ初めて活動的な組織ができます。
【身近な人で組織づくり】
自主防災組織の大きさに定まったものはありませんが、自治会、町内会など、
毎日の生活の中で顔見知りで、お互いに連帯感がわき、組織活動が効果的に行える
大きさが適当です。防災の為の集まりも、地域のコミュニティの活動の集まりも、
住民の皆さんの活動であることに変わりありません。既にある自治会とか町内会などの
組織の中に防災部などを設け、組織化するのが一番現実的です。
【リーダーを選びましょう】
組織づくりには、良いリーダーがいると上手くいく場合が多いものです。
ではリーダーとして望ましいのはどんな人でしょうか。
◆防災問題に関心が高く、経験豊か。
◆行動力がある。
◆地域の多くの人が知っていて人望が厚い。
◆自己中心的でなく、みんなのために考える。
◆多数の意見をまとめる力があり、少数の意見を尊重できる。
【役割を決めて連携プレー】
自主防災組織が災害時に最も効果的に活動する為には、誰が何を受け持つかをしっかり決め、
お互いの役割や関係を体系づけておく事が必要です。災害はいつ起こるかわかりません。
昼と夜では地域の中にいる人が違うので、昼夜別々の組織編成とすることが大事です。
また、地域の実情に応じた役割を考えることもポイントとなります。
がけ崩れが起こりやすい地域では巡視班、河川の近くでは水防班などを設ける必要があるでしょう。